Kinucoのドタバタ育児記録

4歳と0歳の子どもを眺めて思うこと、日々の出来事、あれこれ。

今日は機嫌が「悪」ごはん

最近遅ればせながら、悪ごはんというものを知った。

 

主にお母さんと子どもが、お父さんのいない日に食べるもので、ピザをデリバリーしたり、カップ麺を食べたり、いっそお菓子で済ませたりするごはんのことだとか。

なんて魅力的な「悪」!!

 

我が家では、夫だけがごはんを食べないということはほとんどないので、悪ごはんをする機会はなさそうだなあ、とちょっと残念に思っていたが。。。

あったのだ。悪ごはん。

ただ、我が家の場合は、家族の誰かが機嫌の悪い時のごはん。

さしずめ、今日は機嫌が「悪」ごはんである。

 

機嫌悪ごはんは、誰の機嫌が悪いのかでメニューが大きく変わる。

 

まず、1番影響が少ないのは夫。

もっとも、夫の場合は機嫌が悪いというよりは、疲れて元気がない時というほうが正しい。

疲れているので、温かく消化が良くて、一皿で食べられるものがいいということで、煮込みうどんか五目雑炊を食卓に上げることが多い。

 

次は長男。

彼の場合は、なんとなく朝からグズっぽいので、早めにメニューを決めてしまえる。

カレーや親子丼、オムライスなどの一品完結のご飯ものにみそ汁か野菜スープをつけるメニューになることが多い。

細々とおかずを作らず時短にすることで、なるべく長男を抱っこしている時間を確保する作戦である。

 

さて、1番影響が大きいのが長女の機嫌悪い時だ。

長女の機嫌が悪いと、家中が荒れる。

それなのに、長男のように予測することができない。

 

大概、彼女の不機嫌は保育園から帰って来るときに始まる。

迎えに行った夫に、もっと遊ぶと言ってなかなか帰らず、やっと車に乗せると、「もっと遅い迎えが良い」だの「お母さんに迎えに来てほしい」だのとぐずり始める。

 

家に着いた時には、夫はすっかりくたびれ、長女は自分でもよくわからない何かに腹を立てている。

それからは、手を洗うのも、お風呂に入るのも、パジャマに着替えるのも、全部に文句をつけ、とりなす夫に悪態をつき、結果私に怒られる、というのをくり返すことになる。

泣いてグズって、何もかもにいつもの何倍も時間がかかるのだ。

おまけに大人もイライラしてくるので、もう、家中に最悪の空気が漂う。

19時までに夕ご飯なんてとんでもないし、そんなコンディションのときに「野菜も食べなさい」だの「箸を正しく持ちなさい」だの言うのは長女にも私たち大人にも苦行でしかない。

 

だから、長女の機嫌が悪ごはんの調理は、ご飯を炊くだけである。

それまでに用意しておいた食材は、一切合切ビニール袋に詰めて、冷蔵庫へ放り込む。明日食べればいいのだ。

代わりに、冷蔵庫からご飯に乗せれば食べられるものをバシバシ出す。

納豆、卵、梅干し、食べるラー油、昆布の佃煮、バター、醤油、天かす。

常温保存の棚からは、味のり、プリキュアのふりかけ、梅ごま塩。

全部テーブルに出して、ご飯は茶碗より大きい味噌汁用のお椀によそって、スプーンを並べて、あとは各自好きなものをご飯に載せて食べる。

おかずがないので、まあ、ご飯がすすむすすむ。

3人で2合のご飯が空になる。

栄養バランス?塩分控えめ?ナニソレオイシイノ?

糖質制限が取り沙汰される昨今を思い切り逆走する、糖質満載の夕ごはんである。

ちなみに、長女と夫はふりかけ卵かけご飯、私は納豆卵かけご飯が好きだ。

バター醤油ご飯もおいしい。

 

温かいご飯をお腹に入れて、食後のお茶を飲む頃には、不思議と長女も私たちも気持ちが落ち着いてくる。

あとは、もう歯磨きを明日の朝に念入りにすることにして、寝る!

 

と、保育園の先生には口が裂けても言えない悪ごはんを、つい昨日もしたところである。

 

長女が赤ちゃんの頃は、毎日ちゃんとご飯を作って、気持ちに余裕のある優しいお母さんでいようと思っていた。

でも、仕事に復帰したり、長男が生まれたり、長女が成長したりする中で、「毎日ちゃんと」は苦しいことに気づいた。

がんばればできるのかもしれないが、もうがんばりたくなーいとなる時もある。

そういう時は、がんばるのなんか放棄して、どっぷり「悪」に浸かればいいと思えるようになった。

 

 

 

ところで、私の機嫌が悪い時はどうなるかというと。。。。

ご飯すら炊かない。

コンビニへGO!だ。