Kinucoのドタバタ育児記録

4歳と0歳の子どもを眺めて思うこと、日々の出来事、あれこれ。

母の昼食事情〜赤ちゃんといっしょVer.〜

都会のオフィス街では、ランチ難民なる人たちが出るらしい。

数年前にテレビで観て、「一生懸命働いてるのに、お昼もまともに食べられないなんて不憫な。。。」と気の毒に思った。

 

時は流れて、今。

片田舎の住宅街で、私はよくランチ難民になっている。

 

多くの子育て中の方は、お昼ご飯をどうやって乗り切っているのだろう。

私は基本的に、自分の為だけに料理はしないので、(というかできない。オクトナクから)毎日の夕ご飯の残り物を温めて食べている。

前日の夜のものだとちょっと飽きるので、2日前のおかずか汁物の残りとご飯が定番だ。

今日は、豚汁とご飯だったし、昨日は筑前煮とご飯だった。

 

食べているものが貧相なのは、この際仕方がない。

品数が増えると、それだけ食べるのに時間がかかる。それに、出来れば片手で食べられるものが望ましい。もう片手には長男が収まっているので。

 

ご飯は、ラップに包んで丸めておにぎりのように食べればいいのだが、問題はおかずや汁物だ。

とくに汁物。

熱くして食べたいけれど、これまた時間がかかるし、万が一こぼした時に長男に掛かったら危ないので、人肌よりちょい熱めかな〜くらいで食べる。

さらに、片手で食べるには、先に汁を飲み干して、後から具をスプーンですくって食べるという、とても人様にはお見せできない食べ方をしなくてはいけない。

おかずも基本スプーンで。

 

長男の機嫌が悪いとおかずや汁物は諦めて、ご飯だけを齧る。

むずがる4ヶ月を抱えて、おかず類を食べる技術はまだ習得できていない。

さすがに白飯だと味気ない(味がない)ので、ふりかけをかける。

最近気に入っているのは、「梅ごま塩」だ。可愛いお花のチップ入り。

ふりかけをかけた後、ラップで巻き直して少し待つのが、こぼさず食べるコツである。

 

本物のランチ難民の人と違って、食べる物はそれなりにあるのだが、食べる手段が無い。新手の難民である。

 

ちょっとくらい泣かれても、長男を置いて食べればいいのだが、なかなかどうして、泣き声を聞きながら食べるのは気が引ける。

抱き上げる時に、涙でいっぱいの目で見られると、なんとも後ろめたい気持ちになるのだ。

 

ご飯を前の日の残り物で済ます、と知り合いのママさんに話したら、

「えらーい!母乳だから?わたしなんてしょっちゅうインスタントラーメンだよ」

と言われた。

「麺類だと伸びちゃうから…(それに熱くないとおいしくない)」と返したら、

「なんか、ドラマの刑事さんみたい(笑)」

と笑われてしまった。

 

そうか、刑事か。

今度から、ご飯だけを齧ることになった日は、難民ではなくて、張り込み中の刑事のつもりで食べてみよう。

長男刑事、ホシはなかなか現れませんね。。。

なんて。

でも、それならあんパンのほうが合ってるかしら。