朝食はフランス風で
いと煩わしきもの
子どもの箸の進まぬ朝食作り
朝ごはんの準備。
料理は嫌いではないのだが、めんどくさいなあと思ってしまう料理である。
私も夫も朝は食べるより寝たい派。
長女が生まれるまでは、出勤に間に合うギリギリまで寝ていた。
しかし、長女が離乳食→保育園入園と大きくなるにつれ、のんびり寝ている場合ではなくなった。
大人はさておき、子供にはきちんと朝ごはんを食べさせねば!
というのは夫婦共通の認識なので、朝から卵を焼いたり、汁物を用意したり。
1人で食べさせるのは可哀相かと、夫も食べるようになったり。
まあ、子供という生き物は、だらけた大人の生活を規則正しくする存在ですな。
これで、長女が朝ごはんをもりもり食べる子だったら良かったのだが。
残念ながら長女、朝はあまり食べない。
1日を通して食細めだが、朝は輪をかけて進まない。
起きて(長女は早起きで毎日5時半起床。大人もそれに合わせて起きて朝家事)、1時間くらい経ってから食べさせるのだが、亀のようなノロノロ食べ。
挙句、ほとんど箸をつけずに
「もうお腹いっぱーい」
ときた日には、朝からイラっときて、私vs長女のケンカが勃発しそうになる。
長男が明け方にぐずった朝なんて、もう!
そんな時に、ネットでフランスの朝ごはん事情についての記事を読んだ。
なんでも、フランスでは平日の朝ごはんはパンとコーヒーくらいで簡単に済ませるのだそう。
準備も洗い物もほとんどなしだというのだ。
これだ。
ほとほと朝ごはんの準備に嫌気がさしていた私は、思い切って我が家にもフランス風を取り入れることにした。
主食はトーストかおにぎり(前日夜の残りご飯にふりかけ)。
牛乳か麦茶。大人はコーヒー。
以上がベースで、余裕があれば次のようなものも出す。
・ゆで卵、ゆで野菜(前日夜に茹でものをした時ついでに作っておく)
・ミニトマト(長女大好き。洗ってボウルごと出す)
・ヨーグルト(プレーンかハチミツをかけて。コップに入れる)
・チーズ(キャンディチーズやロッピータイプのもの)
・果物(今だとメロン、スイカ、プラム、ブルーベリー)
基本的に冷蔵庫から出してすぐに食べられる物ばかり。
食べなくてもラップして冷蔵庫に戻せばいいし、煮炊きしないので食器も最小限で済む。
果物はちょっとめんどくさいかと思ったが、スイカやメロンは夜に切ってタッパーに入れておけば、朝は好きな分を取るだけ(2〜3日食べます。ウチでは)
あとは、洗って食べられる果物を選べばもっとラクだ。
寒くなってきたら、インスタントのスープや味噌汁を追加しても良いかもしれない。
フランス風に変えたら、朝ごはんのストレスがグッと減った。
用意らしい用意をしない分、残されてもイライラしない。
後片付けもあっという間。
こちらが穏やかにいられるからか、長女の食べる量も心なしか増えた気がする。
ありがとう!フランス🇫🇷
栄養バランスが気にならないではないが、昼ごはんと夕ごはんで帳尻が合うだろう、といつもながら大雑把な母である。
もりもり食べるようになってくれたら、朝でも喜んでおかずに汁物に作るのになあ、と若干寂しくもあるのだが、成長すれば朝からがっつり食べるようになるかもしれないし、と将来に期待である。
さて、フランスの朝食は休日になると、ゆったり時間をかけてちょっと豪華に作るのだとか。
我が家も休日は、パンと卵料理と野菜スープといった、普通の朝食を用意する。
すると長女はほぼ毎週末
「お休みの日は朝ごはんがごちそうだね」
とにっこり(だからといってたくさん食べるわけではない)。
平日もあなたの言うところの
「ごちそう朝ごはん」
を食べた方が良いんだよーと、いつ教えるべきか。
悩ましい。