親亀コケると…
風邪をひいた。
ものすご〜く久しぶりに。
どのくらい久しぶりかというと、長女が2歳の冬にインフルエンザにかかって以来。
だから。。。2年半ぶりだ。(インフルを風邪カウントして良ければだが。)
ことの発端は、3月末に長女が風邪をひいたことだった。
季節の変わり目で、保育園でも風邪っぴきがうようよしていたので、ひくべくして引いてしまった風邪だった。
ただ、長女は生来とても丈夫なのと、子ども特有の自己治癒力の高さで、3日で完治。
やれやれ良かったと安心していたら、今度は夫が発熱&咳。
しかしこれも織り込み済み。
我が家は2DKなので、寝室は家族4人一緒。しかも、長女は夫の布団で寝るのが好きで、風邪だろうとなんだろうと夫の布団に潜り込む。
長女溺愛の夫が拒めるわけもなく。。。
だいたい、長女が病気になると夫にも移るのである。
手足口病が移った時には、心配半分、「この病気って大人も罹るんだ…」という驚き半分だった。
さて、家族が病気になれば、看病は私の役目なのだが。
長女に輪をかけて丈夫な私。
インフルはさておき、普通の風邪になどやられるわけがないと思っていた。
しかし、ノー風邪歴2年以上を過信しすぎたのか、日頃の寝不足が祟ったのか、寄る年波か、見事に風邪をひいてしまった。
38℃越えの発熱、鼻水、喉の痛み、頭痛。
まさに「THE風邪」
平熱が高いので、発熱は大して辛くないのだが、じわじわと辛かったのが鼻水だ。
息苦しいし、長男のおむつ替えをしていると、たらーっと垂れてくる。
口呼吸しようにも喉が痛い。
授乳中なので市販薬は避けたいが、長男を連れて病院にかかるだけの元気が出ない。
夜間授乳もあるので、夜通し寝ることもできない。
長男に移したら大変と思いつつも、置けない彼なので、せめてもの気休めで日中は抱っこを減らしておんぶして過ごした。
さらに追い打ちをかけたのが「食事問題」
夫は料理だけはからっきしなので、潔くコンビニ様に頼るつもりだった。
ところが、発生2日目の夜、長女が
「もう明日はコンビニのごはんはイヤだあ」
と言い出したのだ。
夫がハンバーガーやホカ弁を提案するも、却下。
それならと、夫と長女での外食を提案するもこれまたNO。
仕方なく、鼻をグスグスいわせながら、ヨロヨロと夕ごはんだけは作ることに。
朝ごはんは、夫が目玉焼きとおにぎりを食べさせて登園させてくれた。
そのほか細々とした家事や、子どもたちの面倒の大部分が夫頼みになり、5日ほどで私が復活した時には、夫がまた体調を崩していた。
ようやく、全員が本調子になったら、4月が半分以上終わっていた。
桜はろくに花を見た記憶のないうちに、すっかり葉桜だ。
なんともバタバタした年度始めになってしまったが、良かったことも。
長女に
「お母さんが風邪だと、いろいろ大変だったよ。お母さん、いつもえらいね」
と言われたこと。
そうだろう、そうだろう。
母はだてに毎日ぷりぷりしながら、あれしろこれしろ言っているわけではないのだ。
親亀がコケると大変なんだぞう、と少し威張った気分になった母である。
とはいえ、元気でいるに越したことはない。
体調管理に気をつけようと改めて思った4月である。
それにしても。
風邪っぴきの母からおっぱいを飲み、一日中べったり一緒にいても、全く移らなかった長男。
免疫が強いのか、長男がとても丈夫なのか。
いずれにせよ、我が家で最強なのは彼かもしれない。