ソリすべりのおみやげは「なだれ」
長女が、保育園でソリすべりに連れて行ってもらった。
人生初のスキー場、本格雪国体験である。
雪が全く降らないわけではないが、白銀の世界とはならない地域に住んでいるので、長女の雪への憧れは強い。
1週間くらい前からスキーウェアを着る練習をして、テンションマックスで行ってきた。
夜、お風呂で1日の様子を聞いてみた。
私「ソリすべりどうだった?」
長女「おもしろかったよ。みんなねえ、最初は下から滑ったけど、すぐビュンビュン滑りになった」
私「そっかそっか。他のお客さんもいた?」
長女「いたよー。みんな足に二つくっつけてた」
私(ああ、スキーか。足に二つ、ね)
しばらく、いかにソリが面白かったかの話を聞いていたが、おもむろに長女が言った。
長女「お母さん、なだれって知ってる?」
私「(突然の自然災害…)知ってるよ」
長女「なだれってさあ、すごいよね」
私「そうだねえ、怖いよね。(なんだろう?雪山ナメるなよ的な話を聞いてきたのかしら。。?)」
長女「今日ねえ、見たんだよ。すごかったよ」
私「!?雪崩を見たの!?(え、大丈夫かそのスキー場!?)」
長女「見たよ。でっかくってさあビックリした」
私(でっかい雪崩って、そんなニュースあったっけ??)
長女「それでねえ、とってきたんだよ、おみやげに。なだれ。」
私「???とってきたの?(撮ってきたの!?)」
長女「うん。みんなとってたよ。いっぱいあったから」
私「いっぱい有ったの!?」
某芸人さんのコントのようなやり取りを風呂場で展開してしまったが、次のひとことで謎はすべて解けた。
長女「屋根からさあ、いっぱいぶら下がってたよ。とんがっててねえ、すごいの」
私「。。。それって、雪崩じゃなくて、つららかい?」
長女「そうそうそう。つらら。ポキってとってさあ、持って帰ってきたんだ。保育園に置いてきちゃったから、明日持ってくるよ」
子どもの言い間違いは、全く面白い。
新しい言葉をグイグイ吸収している最中なのだなあ、と感心させられた。
しかし長女よ。
せっかくおみやげにしてくれた「なだれ」だけれど、先生がそっとバスから降ろしてスキー場に置いてきただろうと母は思うぞ。